一言で年金保険と言っても、「公的年金(国民年金や厚生年金)」「個人年金保険」など、いろいろな年金保険がありますが、ここでは、生命保険会社で販売されている「個人年金保険」を中心に考えていきます。
なぜ年金保険が必要なのか?簡単に言えば「老後のため」これだけです。細かいことを追求すれば、それだけではないのですが、ここでは割愛させていただきます。
さて、日本人なら誰でも、20歳になれば「国民年金」への加入が義務付けられています。会社員であれば、16歳から「厚生年金」への加入が義務付けられています。「個人年金保険」は、国民年金や厚生年金と言った公的年金保険だけでは、老後に不安を感じる方が主に加入する保険です。
個人年金保険の特徴の一つとしては、契約してから年金受取開始までの間、養老保険のような「死亡保険金」がありません。簡単に言えば、年金保険は「生存保険」の部類になるということです。その代り、最近の個人年金では、その時点まで支払われた保険料合計額から、ある程度の割合で「死亡給付金」として支払われるものが主流となっています。死亡保険金との違いは、あくまでも支払った保険料の範囲内で死亡給付金が決まるということです。
そして、個人年金保険のもう一つの特徴は、税法による所得税の生命保険料控除の対象となっていることです。これは、定期保険や終身保険のような生命保険も同様ですが、個人年金保険は生命保険とは別枠で申請することができます。会社員の方であれば「年末調整」として、保険会社から送られてくる「控除証明書」を添付し、会社に提出している書類があると思います。これも個人年金保険の売りどころの一つらしいです。
また、よく耳にする言葉で「変額年金」というものがあります。これは、契約してから年金受取開始までの間で、支払った保険料を保険会社が運用し、その運用実績によって、年金原資(年金受取額)が変動するというものです。
肝心の年金部分についてですが、「確定年金」「終身年金」「有期年金」「夫婦連生年金」と、受け取り方が様々で、一つずつ見ていくと、以下のようになります。ここで言う年金部分とは、年金支払開始後の年金支払期間のことを言います。
年金受取開始日より、ある一定期間の間、年金が支払われます。その期間中に被保険者が死亡した場合は、残りの期間分の年金が全て支払われます。要するに、被保険者の生死に関わらず、受け取れる年金額が最初から確定しているわけです。

年金受取開始日より、年金支払日に被保険者が生存している限り、一生涯にわたり年金が支払われます。最近では、ある一定期間の年金支払いを保証し、その期間中に被保険者が死亡した場合は、残りの期間分の年金を全て支払う「保証期間付終身年金」が一般的なようです。

年金受取開始日より、ある一定期間の間で、年金支払日に被保険者が生存している限り、年金が支払われます。年金支払期間の中で、さらに保証期間を設けた有期年金もあります。確定年金との違いは、被保険者の死亡時に、残りの期間分(保証期間を過ぎた部分)を受け取れるかどうかというところです。最近では、ほとんど売られていません。
ベースは終身年金ですが、被保険者または被保険者の配偶者のいずれかが生存している限り、年金が支払われるという保険です。年金額が二人分という意味ではありません。こちらも、保証期間を設けた「保証期間付夫婦連生年金」があります。

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